亡霊
「私と歩は、付き合ってた。


歩は、私よりアミが好きだった。



アミが死んで、私を疑い私を殺そうと首を絞めた。




そして、正当防衛で私は貴方を刺した。




ごめんね、歩」



な、なんでーーー??



ナイフを深く深く刺した莉乃が、怪しく笑う。




「アミを抱き締める歩が嫌い。




誰にでも優しい歩が嫌い。




だから、、







死んでよーーー」






ーーグサッ、グサッ、グサッーー




ナイフが、血を吸いとる。



一滴も残さないぐらいナイフで、傷つけた。



血の海は広がり、ポタリ、と涙が落ちた。





「歩ーーーバイバイ」





カシャンーーーー




ナイフが、地面に落ちた。




私は歩の亡骸を見た。



目を見開き、私を見てるその目にーーー





ナイフを突き刺した。



エンド




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