チョコとブーケ
諦めてくれなさそうだし、腹を決めて話始める…
「彼女とは、仲よくて…一緒にご飯いったりしてるんだけど。」
「うん」
「さっきも、言ったけど彼女の気持ちがわからないんだ。
俺としてはさー、ご飯誘ったら大概OKだし、他に好きな人がいるって話もきかないし。
チャンスあるかな。とか、彼女も俺のこと好きなのかなとか思ったり……
でも、すっげーアプローチしてるつもりなのに、悉くスルーされるし。かと思えば、期待したくなるようなこと言ってくるし。わけわんかんねぇ。」
はぁ、本人にむかって、なに話してるんだろ。。。
「うーん。なんか、その子すごーく鈍い感じだね。
あんたから、ご飯とか誘われたらただでさえ勘違いして舞い上がりそうなもんなのに。」
え?!
「早川も?」
「私が今さら舞い上がるわけないでしょ。」
冷たく返された。だよな……
「でも、木村と飲むのはいつも楽しいよ。
……彼女できたら飲みに行けなくなるね。」
だからっ、そういうのが困るの!!!
あーもー、なんなのこいつ。俺をどうしたいの?!