闇を抱える蝶と光輝く龍
少しすると


ダダダダダダ…


この音は…


ガラ…


夢蝶『結衣!』


洸龍『結衣!(さん)(ゆーちゃん!)』


やっぱりみんなか


類「大丈夫?どこも痛くない?」


快「案外早く目覚めたな」


雪「…結衣、思ったより元気そう」


晴「ゆーちゃん、二人に何もされてないよね?」


尚「どさくさに紛れてなんかされたりしてないよね?」


なんか晴と尚は違うことを心配してるみたい


翔「おいおい。そんなに一気に話しかけられても結衣が困るだけだろ?」


舜「少しは結衣さんの気持ちも考えてください」


みんないつもどおりで少し安心した


翔「後は記憶さえ戻ればいいんだけどな」


あ、忘れてた。みんなは知らないんだよね


いつ言おうかな?


タイミングを見計らおうとしてたら


桐「あ、その事なんだが、その必要はなくなった」


快「は?なんでだよ?」


類「戻す必要ないって正気?」


晴「きーくん、頭大丈夫?」


尚「なんか変なものでも食べた?」


桐「バカ!ちげぇよ!最後まで聞け」


翔「で、戻す必要ないってどう言うことだ?」


桐「結衣は記憶がもう戻ってる」


え?このタイミングで言う?


いくらなんでも急すぎじゃない?


翔「…まじで?」


桐「あぁ。俺も知ったときは驚いた」


翔「じゃあ、結衣。みんなの名前フルネームで。後、性格とか言えるか?」


絶対疑ってるよね


「いいよ。じゃあ、言うよ」


私はみんなの名前を言い、性格は具体的に細かく言って、それから通り名を全部言った


翔「ほんとに戻ったんだな」


類「良かったー。結衣が元に戻って」


快「あのままだったら大変だもんな」


雪「…また夢蝶として活動できる」


舜「結衣さん、記憶戻ってよかったです」


晴「ゆーちゃん復活だー!」


尚「これ聞いたら下っ端たちも喜ぶね!」


それぞれ言いながらも喜んでいた


翔「ところで、いつ退院なんだ?」


「一応、1日入院して何も異常なかったら退院だって」


翔「そうか。じゃあ、明日は結衣の復活と退院祝いだな」


類「やったー!晴明日一緒に買い出しに行こう!」


晴「うん!いっぱいお菓子買わないとね!」


快「じゃあ、尚、俺らは飾りになるもの買って来ねぇとな」


尚「そうだね。いくつかピックアップしとくね」


雪「…陸。僕らはなにする?」


陸「…テーブルセッティングでもしとくか」


なんか私退院する前提で話進めてるけど…


「あの、異常なければ退院って言ったよね?」


桐「大丈夫だろ?結衣は撃たれても刺されても生きてるし。回復力も早いしな」


不死身か!私は


まぁ、楽しそうにしてるしいっか
< 256 / 357 >

この作品をシェア

pagetop