闇を抱える蝶と光輝く龍
寮に帰ると


桐「結衣、悪かったな。おまえを危ない目に遭わせて」


晴「ホントにごめんね。僕たちが倉庫に連れていったばかりにこんな目に遭わせちゃって…」


尚「少し考えれば予想できることなのに、ホントにごめんね」


舜「僕たちの注意不足です。すみませんでした」


陸「……ごめん」


みんな私に頭を下げてきた


「もういいよ。勝手に外でた私も悪いし、それより、助けに来てくれてありがとう」


私がそう言うと


桐「助けに行くのは当たり前だろ?俺たちが悪いんだし、それにお前は俺たちの友達だからな」


なんかそう言われると嬉しいな


晴「でも、ビックリしたよね。電話で姫を預かりましたって聞いたときは」


尚「ほんと。翠月の倉庫があまり遠くなくて良かったよ」


陸「……でも、これから大変になるかも」



え?



「大変ってなんで?」


舜「現在、洸龍には姫はいません。そんな中、結衣さんが洸龍の倉庫から出たことが出回れば結衣さんが狙われる可能性が高くなりますからね」


そうか。それはめんどうかもね


どうか出回りませんように


私は心の中で願った


桐「今日はもう休むか。結衣も疲れただろうし。明日話があるから俺の部屋に来てくれるか。全員」


舜「わかりました」


晴尚「「りょーかい‼」」


陸「……(コクン)」


「分かった」


桐「じゃあ、明日な」


皆は部屋へ帰っていった


明日、どんな話だろう?


私はベッドに入りすぐ眠りについた
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