闇を抱える蝶と光輝く龍
焼き肉…食べ放題券?


なるほど。そう言えば咲哉さん焼き肉好きだったもんね


でも、それだけのために私たちに全て押し付けるなんて酷いよ!


勝てなかったら意味ないじゃん‼


桐「まぁ、でも選ばれたからには全力でやるしかないな」


舜「そうですね。晴も尚も陸も固まってないで全力出してくださいよ」


舜が三人にそう言うと意識が戻ったみたいで


晴「そ、そうだね!みんなのためにも絶対勝たなきゃね!」


尚「咲先怒ると怖いしね。勝たなきゃ殺されそう」


陸「……とにかく全力は出す」


みんなやる気満々だな


「もしかして、みんなも焼き肉食べ放題券もらいたいとかそんなこと思ってる?」


私は冗談のつもりで言ったんだけど


洸龍「「「「「………」」」」」


え?まさか…


「ず、図星?嘘!?欲しいの?」


晴「だって無料で食べ放題だよ!?ほしいに決まってるじゃん‼」


尚「なかなか食べれないんだから‼」


陸「……無料は嬉しい」


舜「まぁ、もらえないよりはもらえた方がいいですね」


桐「俺たちにとってはすごいことだからな」


やっぱりみんなも普通の男子だね


男子ってお肉好きだもんね


私にとっては地獄だよ


優勝しても私は食べれないし


気持ちが沈みかけていると


晴「だから、ゆーちゃんも頑張ろう?全種目は大変かもしれないけど僕応援するからね!」


尚「僕も全力で応援するよ」


陸「……頑張れ」


舜「頑張りましょう」


桐「俺たちの本気見せつけてやろうぜ」


みんな…


「うん!そうだね。全力で頑張ろう!」


こうして私たちは体育祭に向けて頑張ることにした
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