彼の嘘 彼の本音

彼との距離

「おはよー、夢。もう大丈夫?」

「おはよー、怜奈ちゃん。うん、もうすっかり。」

「夢がいないと学校つまらないんだけど。」

「ははっ。陽希さんに妬かれちゃう。」


あの雨の日から3日ぶりに登校した。


バイトも休んでしまっていたから、


今日からまた真面目に頑張らなきゃ。



「で?どう?相変わらず2人はカレカノごっこしてるわけ?」

「…あ、うん。」

「?なんかあった?」

「いや、…あった、のかな?」

「なにそれ。話してみて。」

「うん、あのね…、ーーー。」


結局、話し出そうとしたら担任が来て、


また昼休みにね、って事になって席についた。



あった、かと言われれば、あったのかな。



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