気づけよ、好きってことくらい。
…だれか、助けて………。



ようやく映画を見終わったときには、もう疲れきっていた。



沈黙が流れる。



「…凛音、こんなの見たかったの?


……もしかして、されたいの?」



必死に首を振るけど、ナオは1歩ずつ近づいてくる。



「…ベッドに入るとかさ、誘ってるわけ?」


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