最恐ドクターの手懐けかた II





だけど、



「でも、それは出来ねぇな」



遠藤先生は困ったように言う。




「だってお前の見ると、入れたくなるから」



「うわ……」





幸せだと思ったけど、この超変態を侮ってはいけない。

すぐにそんなことばかり考えるのだから。





「じゃ、無理ですね。

やっぱり、出産の時に分娩室にも入らないでください」



顔を歪めて言う私に、



「はぁ!?それはねぇだろ!!

てめぇ鬼嫁か!!」



悪態をついて遠藤先生は去って行った。

そんな遠藤先生を見て思う。

出産の時くらいはいいかな。

きっと、遠藤先生すごく喜んでくれるから。


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