僕と、野獣系の彼女
呆気に取られて、口をぽかんと開けている僕

ひとしきり、大笑いした後

リンは「ヒイヒイ、苦しい」とのたうちまわり

「そ、そ、そうだよね、アツヤ!

こんな大事なこと、自分で...自分で...

自分で、決めなきゃね!」

いつものリンに戻ったみたいで、少しホッとする

ちょっと心配したのが、馬鹿みたいに思えてきて

公園の外、港町の夜景に眼を移す

プシュッ!何やら音がして

驚いて、リンの方に眼をやる、まさか...

「そうと決まれば、祝杯だ!

チアーズ!」

呆れ果てて、硬直している僕を横目に

風呂上がりのおじさんみたいに、腰に手を当てて

開けたばかりの、ビールを!

ゴッキュゴッキュと豪快に、喉を鳴らしながら!

一気飲み!

ちょっと待て!と止める暇もなく

ビールを飲み干して、プハーッと一息

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