愛されすぎて・・・
私が泣いてる時は、いつもこうやって涼真が優しく抱きしめてくれた。
辛い時、いつもそばにいてくれるのは涼真だよね・・・。
いつも辛い時は甘えて甘えて・・・
ダメだな、私って・・・。
「もう落ち着いた?」
「うん、おかげで」
「じゃあ、戻ろっか?」
「うん」
涼真と一緒に教室に戻って、喫茶店の準備を手伝い始めた。
「花咲さん!メイド服の試着お願いします!」
衣装係の子に言われて、メイド服を受け取って、試着室へ入った。
本当に嫌なんだけど・・・
なんで私なのかな?って思う。
もっと、可愛くて、スタイルがいい女の子がチラホラといるじゃん。
「花咲さん、試着できましたかー?」
「は・・・はい・・・」
「開けるねー?」
カーテンを思い切り開けられた。