愛されすぎて・・・
日向からの可愛いという言葉は何度聴いても特別なもの。
大好きがマスの。
「荷物貸して?」
「えっ・・・で、でも・・・」
「じゃないと、手繋げねぇ」
そっか・・・
なんか申し訳ないけど、片手に持っていた荷物を真司に持ってもらった。
「こんな荷物、どうしたの??」
「えへへっ、内緒〜!」
「ふ〜ん」
な、ななな、なんなのさ〜・・・
なんか軽く流されたんですけどー・・・
必死に選んだプレゼントなんだから、私の身にもなってよねっ!
なーんてね?
真司に手を握られて、顔が思わず緩む。
「なんで笑ってんの?」
「ふふっ!なんか幸せだからね!」