恋するバレンタイン
12:00



社食に行くと料理の匂いと、チョコの匂いがした。


昼休憩を使ってチョコを配っているやつらがいた。


彼女はいつも弁当を作って同期の女の子たちや同じ部のやつらと食べているから、ここにはいない。


「チョコも欲しいけど、彼女の気持ちがほしいなぁ」

と、ボヤいた声は騒めきに消えた。



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