春恋



子供みたいな寝顔だったり、俺らと全然変わらないような感じなのに、こういうときに、「大人」を感じる。


「はぐらかすの、うまいっすね。」



「なんのことでしょう?」といって微笑むその声が、あの日の放課後に聞いた声と重なった。






絶対絶対、同一人物なんだ。




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