不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

その声色に唇を噛みしめる。



私だって、嫌なのに……!



そんなあからさまな態度をとらなくてもいいじゃん!!



そんな感情が顔の表情に出ていたのかすれ違い様に、耳元でヤツのテノールの声が響いた。



「足を引っ張るなよ」


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