すっぴん恋愛【バレンタインデー】
そんな雪菜が崩れ落ちないように竜哉はしっかりと腰を支えた。


「クッキーの味がした」

「まあな」


しっかりとキスを堪能した二人は見つめあって、笑う。

和やかな空気が流れるが、竜哉は気付いた。

のんびりしている場合ではないと。


「やばい、もうこんな時間!」

「ほんと! 早く行かないと」


気付けば、すでに始業時刻五分前だ。

竜哉は雪菜の荷物を全部持って、空いてる手で雪菜の手を握る。

ギリギリ間に合って、ドアを開ける。

仲良く手を繋いだ二人が企画課のフロアに入ると、なぜかそこにいた社員に拍手で出迎えられる。

竜哉が嫉妬して雪菜を連れ出したのは誰もが見て分かる行動だった。

みんな二人の行く末を心配していた。だから、手を繋いで戻ってきたのを見て、ホッとしたのだ。

雪菜は繋いでいた手を離して「おはようございます」と小さく会釈をした。

竜哉はそんな雪菜に口元を緩ませていた。

(かわいいな)


~end~
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:30

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

このドクターに恋してる
水杜/著

総文字数/93,680

恋愛(純愛)180ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
白衣のドクターは憧れの人で、気安く話しかけられる関係にはなれないと思っていた。 それなのに「俺だけを見ろよ」って、どういうこと? クールな彼に強く抱きしめられて、胸が高鳴る。 この人のそばにいたいと思い、恋心を自覚したのだった。 ※表紙イラストは、にぼし様に描いてもらいました。 **2024.11.17*完結**(2025.3.28 加筆修正)
深まり愛~彼は一途な想いを貫く~
水杜/著

総文字数/86,634

恋愛(純愛)176ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人生に絶望した日、私を救ってくれたのはあなただった。 恋人に振られた夜、別の人からプロポーズされた。 彼はかつて好きだった人。 彼の愛はどこまでも深かった。 どんな困難があろうと、私たちは乗り越えられるはず……。 **2023.2.20*完結**
朝の光をあなたと感じて
水杜/著

総文字数/15,064

恋愛(純愛)32ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
誰に何を言われても、周りにどう思われても 一番大事なのは、二人の気持ち。 お互いの気持ちが同じなら、二人で歩いていける。 凛花 大学生(20歳) ✕ 純也 IT企業の副社長(32歳) *2022.8.30*完結*

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop