君にあずけたもの
そこにいたのは、中学に上がったばかりくらいだろうと見られる制服がブカブカの少年が真っ暗な公園のブランコに一人で座っていた…


「誰?知り合い?」

私は要をみた。
要は私を見ることもしないまま黙って少年を見ていた。

仕方なく私も少年をみた。



少年は、突然制服のネクタイを徐に外して、ブランコの一番てっぺんに結びつけた。

(なに?自殺?)

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