君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
「なぁ、逢…」
首を横に向け、通路の先にいる君を小さな声で呼ぶ。
「どうしたの?」
俺の方を向いて優しく聞いてくれる。
それでも少し目は合わなくて、勝手にへこんでる。
「隣、行っていい?」
俺の言葉に少し目を大きくして、それからいいよって微笑んだ逢。
次のバス停で止まった時に通路を超えて、開けてくれた隣に座った。
「急にどうしたの?」
クスッと笑って尋ねる逢が可愛くて、やっぱり好きだなって思うと同時に少し空いた距離感に胸が疼いた。