君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


「…裕也なら、きっと大丈夫」

チクチク、刺さる。

「毎日きっと楽しいよ…」

痛い…痛いなぁ。


「そうだ、今度裕也も誘ってどっか行こうか。日向とか向日葵見たいって言ってたし」

「…うん、そうだね」

ちゃんと笑えてる…?


「あ、バス来た…逢、手」

浴衣の私を気遣ってか、手を貸して立たせてくれる。

ほんと…こういうとこ。


「遊ぶ予定出来たら、みんなに連絡しとくな」

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