女の賞味期限
「ああ……全部半分がいいなぁ。」

何気にサラッと言ったけれど、さっきキスされるかと思って、目を瞑った事、すごく恥ずかしい。

いやいや、そう考えるな。

相手は、10歳も年下。

私にキスしようなんて、微塵も思ってないんだから。


「そうね。じゃあ、生活費は全部、私の銀行口座から引き落としになっているから、現金で私に頂戴ね。」

「了解。」


そして私は、ふと思った。

荷物の中に、あのソファがない事を。


「大成君。あのソファは?」

「ああ。真ん中にあったソファ?売っちゃった。」

「売った!?」

「うん。フリマアプリで、簡単に売れたよ。」


なーんだと、私は自分のソファに倒れた。

あのソファ、意外と大成君に合っていたのにな。



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