White girl




二階に上がると、そこは大きな客間のような所だった



一階も思ったより綺麗だったけど、
この部屋はもう倉庫の中とは思えない程だ



私が呆気にとられていると、

そこでやっと降ろされ
真ん中の高級そうなソファーまで手を引かれた


私がちょこんと座ると、その隣に仁が腰を降ろす



「それでね、雫ちゃん。君にお願いがあるんだ」

そう言って涼はお茶を出してくれた


ありがと、と受け取り黙って話を聞く




「君にここの、柳凰の姫になってほしい」


「…ぶっ」


またわけのわからない言葉に
私はお茶を噴き出す



汚ねえな…とこぼす仁に、咳き込みながら
肩パンをした


…けど全く効いてない上に私の手がダメージを負った


弱すぎでしょ、私。



…てか

「姫ってなに?」



「俺の女になるってことだ」


やっと口を開いたと思ったら
なにやらとんでもない事を言っている




< 57 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop