サバイバル

目を開けると、そこは砂浜の上でした

ザザーン………ザザーン………

ザザーン……ザザーン………


規則的な波の音で、私は目を開いた。

…………。

波の音が気持ちいい~~♪

…………。

そのままサラサラした砂浜に寝転がって、再び目を閉じること10分弱。




…………波っっ?!?!




明らかにさっきまでと違う光景に、パッっと目を覚まして起きあがると、あまりの眩しさに目眩がした。

「……あったぁ………今日は随分暑いなぁ……って…?!」

あれ?

今って、12月だよね?

って…いやいや…。

ここで、さっきまでのことをおさらいしてみよう。

学校を出てから、私…確かみんなに会いに行くために、街に出ていて、

みんなの姿を見つけて声をかけて、

そんで気が付いたら、夏になってて、

砂浜の上に寝転がってた。…と。

…いやいや、まてまて…。

3行前まで戻って…。

夏?

砂浜?

てか…何が起こったの?!



立ち上がって周りを見てみると、ここはどこかの砂浜で、海が見渡す限り広がっていて、水平線が真っ直ぐで、

後ろには熱帯林が広がっていて、

「私…どうしちゃったの…?」

< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop