歪な彼カノ関係
☆好きな人 彩side
「そっちいったぞー!」



「おー!任せろ!!」



そう言ってボールを追いかけ一生懸命サッカーをしている人の1人を見て私は幸せのため息を零した



『…やっぱり…カッコいい…』



私、高崎彩が見ているのはサッカー部である1つ上の先輩、穂高昴先輩。



もう片想いを始めてかれこれ1年経とうとしている



…初めて彼を見たのは入学式の日



副会長だった彼は入学式の司会進行をしていた



整った容姿で皆からの注目を浴びていて私も彼を見ていた1人だった



…多分私は初めて人を好きになった。



胸が苦しいくらいドキドキして…。でも…それが心地良い…。なんて…。



< 1 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop