伊東さんの運命の相手はクズでした。





どうも初めまして。私、伊東結子(ユイコ)。
浪人したので21歳の某国公立大学の2年生。


小さい頃は体が弱かったが今では完治し、お酒が超が付くほど大好き。
家族構成は母と兄と祖母の4人家族。



片親だったけど婆ちゃんに沢山甘やかして貰ってたし兄貴もウザいけど兄貴らしく時々振舞ってくれていたから不便に思った事はない。


容姿は良く言えば普通。
悪く言えば似たような奴よくいそう。




分かりやすく例えるなら天然ほわほわの美少女というオプション付きな主人公にある日突然イケメンが教室に訪ねに来て「◯◯って子いる?」って聞かれるクラスメイトC。




あいつね、あいつ。



それ以降登場しないクラスメイトCだ。名など無い。



うん、ちょっと言ってて悲しくなってきたな。



「えーっ、その人の連絡先知らないの?」


「知らん」


「役立たず!だから寝取られるんだっつーの。第一にその後彼氏とは連絡取ったの?取ってないんでしょ」


「だって邪魔者は消えるべきでしょ」



1番美味しいと感じられる温度で無くなりぬるくなってしまったブラックコーヒーを啜る。




「絶対今すぐ連絡取ったほうが良いって」

「やだよ、疲れた」

「そんなこと言ってr「結子!」



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