七色セツナ。1




「虎太朗は?」


「バイト」


「真季乃は?」


「あ、今日は日直だから
先に行ってて!」


「誰だ?

一緒に日直...井上!」


「大丈夫!

送って行く!任せて」


「じゃ、花凛は俺が家まで送る」


「朱羽、教習じゃないの?」


「大丈夫だ」


「そっか。

じゃあ、よろしくです。」


コタが確認を始めた。


「美雪、帰り気をつけろよ?

いくら車とは言え、
乗車する時は
周りを確認しろよ?」


「分かった。

ありがとう」


「井上、真季乃を頼むぞ?

そんなに遅くならないようにしろよ?

一人で大丈夫か?」


「隣りのクラスの
地元のダチも一緒なんだ。

それに、バスで帰るから大丈夫」


「よし。

で、ユカは会長待ちな?

絶対に、一人で帰るなよ?」


「みんなに迷惑かけるから、待ってマス。」



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