七色セツナ。1

side 虎太朗




side 虎太朗



週末、土曜日。


blueは、慌ただしかった。


ユヅルさんと真季乃は、
親戚の結婚式で、
隣県に行ってしまい不在。


ただでさえ、
週末は客の入りが違う。


更に今日は、
パーティールームに予約が入っている。


花凛は料理の仕込みのため、
昼には厨房に入っていた。


俺も早めに来て、
パーティールームのセッティングを
今、終えた。


「虎太朗」


中山さんに呼ばれた。


「はい」


「今日のパーティールームの確認な。

運びは
俺と花凛ちゃんがやる。

モチダさんは、フロアの方とカクテル。

お前は
他のドリンクと洗い物だ。

グラスが大量に出るからな。

覚悟しておけよ?

あと、ドリンクの補充を確認しとけ。」


「分かりました」



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