ぶさいくな旦那様
マリさんに、僕の意見を要求された時にはびっくりした。
同時に、笑ってしまった。
僕は、マリさんを見くびっていたみたいだ。
こんなに、真っ直ぐ迫られるとは思ってなかった。
「マリさん、好きだよ。」
思わず口から出ていた言葉を聞いたマリさんは顔を真っ赤にした。
その姿があまりにも可愛らしくて。
なんて、愛しいんだろう。
「可愛いなぁ」
マリさんが出ていった扉を見ながらそうつぶやいた。