太陽と花
私は彼から借りた傘をさして家に向かった


あの人誰なんだろう


同い年くらいに見えたけど何歳なんだろう


あの人なら信用できるかも



そう思った


彼のおかげで少し軽くなった足取りも家に近づくにつれて重くなっていった



私は家の前まで来た



でもドアを開ける勇気が出ない



そうだ


もし辛いことがあったらあの人に相談すればいいのかな


なんて思った


少し前の私だったら考えられない


男の人に相談しようと思うなんて





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