【完】そして、それが恋だと知った日。
今日1日一緒にいたのに、伊澄くんと全然話せなかった。
苑田くんとは色々話せたのに。
なんで伊澄くんの前だと緊張しちゃうんだろ。


しばらく歩いた後肩の力を抜く。
はあ……、疲れた。
一緒に帰るだけなのに疲れた。


両手を頬に当てると。
なぜだか熱かった。


なんで私、頬赤いんだろ。
ただ一緒に帰っただけなのに。


今度はドキドキしてる。
伊澄くん見てると、もやってしたりどきってしたり。
心がせわしなくなる。
苦手なのかな……。
よく、わかんないや。


その日は家に帰ってもそわそわしていた。
心が宙に浮いたよう。
いつもと違う事をしたからだろうか。
非日常的な出来事に浮ついているのだろうか。


携帯を触っていると、ぴこんっとメールが来る音がした。
確認すると、宛名は伊澄くんで。


よろしくお願いします。


ただそれだけ送られてきていた。
その言葉にドキドキして。
また、心がふわふわした。


なんて返そう。
こちらこそ?

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