【完】そして、それが恋だと知った日。
でもそれが楽しくて、ドキドキして。
名前の知らない色のついた感情が溢れだしてくる。
好きってこんなのなんだ。
好きって、楽しいんだ。
私、今恋してるんだ。
伊澄くんに、恋してるんだ。


改めて実感して、伊澄くんを見ると。
他のものよりキラキラして見えた。
グリッターにかかったみたいにキラキラで。
他の景色全部霞んで見えるくらい。
伊澄くんしか見えない。


どきどき、ふわふわ。
今なら空だって飛べてしまいそう。
羽が生えたように身体が軽くて。
心にも羽が生えたよう。


男子は苦手。
それは今でもやっぱり変わらない。


でも、伊澄くんは別。特別。
あなただけは、全然違うの。


だって、好きな人だもん。


伊澄くんがいる世界。
その世界が、昨日の青空のように澄んで見えた。



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