永遠の愛を(番外編も完結)
当たり前だけど、家族といる先生は先生じゃなくお父さんだった。

当たり前の事なのに、学校でいつもみている私たちの先生とは違う人みたいで不思議な感じがした。

知っている人なのに、知らない人みたいだった。

それが少しだけ寂しくも感じた。

「幸田は…一人、か?」

私の側に誰もいないので、視線を左右に動かしながら先生がそう言った。

「いえ…えっと…」

なんて言おうか迷っていたら、何かを思い出したらしい先生の表情がパッと変わった。

「あぁ、そうか!彼氏の川並…」

そう言いかけた先生の背中の向こう側に、ペットボトルを持って戻って来る岡田君の姿が見えた。

「お待たせ、…ってあれ、藤田先生?!」

当然のことながら振り返った先生は、予想外の人物の登場にとても驚いていた。
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