永遠の愛を(番外編も完結)
「ちなみに犯人は捕まってない。ここ最近、頻繁にそんなことが起きてるから警察や保護者も一応、パトロール強化もしてるらしいけど。そういうことだから、美麻も気をつけて。何かあってからじゃ遅いんだからな。」

「…は、い。気をつけます。」

そんな事を、この場で聞いてしまったからか余計に怖くなった。

車もあまり通らない道だから、私たち二人だけの足音しか聞こえなくて、さっきまでとは違う嫌な緊張感を抱きながら歩き続けた。

だから見えないと心配って言ってくれたのか、と先ほどの先輩のセリフを思い出した。

だけど年の近い異性との関わりも今までほとんどなかったせいか、こんな風に女の子として心配される事がくすぐったいような…落ち着かない変な気持ちだった。

何事もなく家に着くと、ヨシおばあちゃんが晩御飯を作っている途中だったから私もキッチンに向かい手伝う。

先輩はお風呂掃除を済ますと、リビングのコタツで宿題を始めた。
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