隣にいてもいいですか?
バスを使ったりして、家まであと20分のところまで来た。
また熱出そうだよ、これじゃ…。
ちょっと雨やどりしていこうかな…
と考えた時、
「…大空?!」
大空が屋根の下のイスに座っていた。
「な、なにしてるの?!」
あたしがそう聞くと、大空はゆっくりと立って、
「なにって決まってるだろ。
お前、出かけたくせに傘持ってないだろ。」
「………あたしを待っててくれたの?」
「それしかねーだろ。
ほら、帰るぞ。」
ひとつしかない傘にふたりで入った。
濡れるだろって言って、もっと近づいてくれた。