黄色い履歴書
眠りからの誘いを絶つようにドライヤーを強くした

21年間使い続けてきた肌は
鏡に写る限り
誰よりもボロボロで
それがより一層
シキを老けさせていた



あぁ…あたしはなんでこんなに
往生際が悪いんだろうね

こんなにボロボロなら
いくらもがいたって無駄なのに





でもこれだけは言える
あたしだってバカじゃない

ただ笑ってるだけじゃ
性にあわないんだよ

これだけもがいてるんだ
バカやってるんだ

その分払ってもらわなきゃ




     バカなMen'sに







利子付きでね
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