車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
諦めるのが早いって……じゃあ
どうしたらいいんだよ?
俺は、バスケがしたいのに……。
「翼君。君は、まず障害受容が出来るように
なることだ!
障害受容は、自分が障がい者だと受け止めることだが
それによって前に進みやすくなる」
障害受容(しょうがいじゅよう)……?
「そんなの出来る訳が無いだろ!!」
何だよ……さっきから
あんたが、出来たとしても俺は無理だ。
自分が障がい者だなんて
認めることなんて出来ねぇーよ。
「何だよ……結局自慢がしたいだけだろ?
くだらねぇーよ。障がい者のくせに」
ハァハァッと息を切らしながら言った。
「まぁ……急には、無理だろうな」
おっさんは、ため息を吐いていた。
それに対してムカついた。
結局は、あんたも俺の事を馬鹿にしているんだろ?