車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

俺は、余計に苛立ちを覚えた。

一向に良くならない右足と
周りの態度に。

今日もあのおっさんが来るが
俺は、怒りをぶつけていた。

「もう来るんじゃねぇーよ!!」

立ち去って行くおっさん。
すると謝っていた母さんが

「千花ちゃん。中に入って?」

千花の名を呼んだ。

えっ?まさか……千花が来たのか!?

だが

「あ、あの……用事を思い出したので
また改めて来ます。あの……すみません」

「千花ちゃん!?」

どうやら中に入らずに
逃げ出してしまったようだった。

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