ネコ夫人
私は耳を塞いで彼を睨み付けると…
『みや…あれほど約束したのに…ね』
彼は髪をクシャッとかきあげてどんどん近づいてくる・・
「な、なんですの、可愛い鳴きかただったし…あ、あのその…」
こういう時のハルキは苦手ですわ・・
もう…誰にもとめられないのよ…
「や、やくそくするわ、も、もうつれてこないか……ら…」
最後まで言う前にハルキの顔は私の顔ギリギリまできていた
『み~や』
ニコニコするハルキ…
「ぃぃいいぃぃやぁぁ!!!!」
ザザァァァァァァァァァ
またしてもネコ達は逃げていった…
助けてくれてもいいんじゃなくって?