きみだけに、この歌を歌うよ
そりゃあ、愁と話せたらいいなって思ってるけど…。
どんな顔をして、なにを話せばいいのかわからない。
それに、拒否されたらって思うと話しかけられる勇気が出ない。
「ったく、甘いなぁ菜々は。私だったら、杏里ちゃんの恋路を思いっきり邪魔してやるけどね。私を誘ったこと後悔させてやるって気持ちでいくけどねっ!」
「あはは……邪魔だなんてそんな」
愁は杏里ちゃんが好きなんだ。
そんな愁の幸せを壊すつもりはない。
それに、杏里ちゃんを邪魔する気もない。