気付かせ希望をくれた家族




その日は何も起きず、防災訓練もあったため祖母はずっと待っていてくれ








祖母「終わったから帰ろっか」








  「うん」








校門を出るまで親友と、祖母、私で歩いていたら近所の少しギャルっぽい子(A子)が










A「ちょっと!   

 友達に聞いたんだけどさっき校長が言ってた事はあんたでしょ?

 しかもばあさんと来てるからばれてるんじゃない?」









  「………違うし」










A「ま、私には関係ないからいいけど  さ。

 じゃあね」









祖母「…気にしないようにね」








   「……………うん」











親友は悲しそうな顔をしながら




  「大丈夫。学校では出来るだけ一緒に居るからさ」










祖母「いつもありがとうね」








親友「いえ、私が一緒に居たいだけですから」







と笑いながら言ってくれ凄く嬉しかったです。









祖父が車で迎えに来てくれていたので、車に乗り出発してから、久しぶりに家から出れた私を気遣いながら









祖父「今日はこのままお昼に行こうか」


祖母「そうしましょ」




  「え?……良いけどお兄ちゃんは?」




祖父「さっき帰ってきて、あいつらと仕事を手伝うって着いて行ったから大丈夫よ」





  「そっか………また私だけ置いてかれたんだね。

でもいない方が楽だから………」







祖母「気にしないでご飯たべようね」





  「うん…………」











そんな会話をしながら祖父の行き付けの鍋専門店に着き、おいしい石狩鍋を頂き帰宅しました。












でも両親と一緒に行っていたはずの兄と、遊びに来ていたA子の兄、その他二人居てビックリしてると







祖母「あんた、手伝いは?」




兄 「はぁ?!俺の勝手だろ?

   てか、飯は?」




祖父「ない。もうワシらは食べたから」




兄 「っ?!俺腹減ってるんだけど」



祖父「〇〇(母)に貰わんかったのか?」



兄 「ない」



祖母「………今そうめん茹でるから」




兄 「早くしてくれ!」








結局祖母は兄の友達の分も作り、それから買い物に祖父と出掛けて行きました。










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