計画的恋愛
「俺がキヨちゃんに制裁を下してやる」

「あ、暁君……」


するとお兄ちゃんが再び涙を流し、暁君に抱き着いた。


「暁君!ありがとう!」

泣き叫ぶお兄ちゃんと、

「気にするな。お前のためだ」

お兄ちゃんを宥める暁君。


昨日までとは180度違う二人。


「……」

そんな気持ち悪い二人を私は冷めた目で見つめていた。


暁君はただこの家からお兄ちゃんを追い出したいだけな気がする……。

そしてきっとお兄ちゃんの信頼を得て、二度と邪魔させないようにしようとしているに違いない……。


こうして私達三人はキヨちゃんに制裁を下すべく、急遽大阪に向かうことになった。

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