計画的恋愛
14 天才と書いて、天災と読む
「ひよ、おはよう」


今日も暁君の笑顔から始まる、いつも通りの日常。

そして今日も暁君と、家の前で待っていた茉奈ちゃんと一緒に通学。


「匂いフェチ女、消えろ」

「アンタが失せな!」


私は二人を無視して思考回路へ。


土日はお兄ちゃんに振り回されたせいで、自分の事を一切考えることが出来なかった。

今週末はついに地獄のハネムーンだ。

ハネムーンになんて行ったら、「ひよは俺を愛してるからハネムーンに来てくれたんだ」とか、「ひよは一生を俺に捧げてくれるんだ」とか、勘違いをするに違いない。


とにかく私には逃げるしかない。

ここでタイミングよくサークルのバーベキュー会があるのは有り難い。

だが、どうサークルのバーベキュー会に向かうべきか……

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