アーモンド~キミとの物語~

「え、連絡取れたの?」

「うん。大晦日の前の日に偶然会ってね、話ししたらちょっと出かけてたらしくて忙しかったんだって。……だから連絡取れなかったみたいなの」

「へぇ…」

千咲は大晦日前日に秋斗に会ったことを全て話した
そして秋斗から遅いクリスマスプレゼントでスノードームとイヤリングをもらったわことも話した

その話を聞いた愛未は驚きつつも今まで会えなかった人に会えてよかったねと思う

愛未は親友の恋を応援したいと思っている

「千咲良かったね」

「うん」

ちょっと頬を赤くしながら小さく頷く

するとタイミング良く創汰が戻ってきた

「わりぃ、トイレ混んでた」

「あら、おかえり」

「おかえりー」

「ああ」

なに話してたんだ?と言うと「女同士の秘密」と笑い合う
まったくと呆れるが千咲の様子を見るだけでなんとなく分かっていた

我ながら幼なじみのことなどお見通しだ

しばらくしてからパフェを食べ終えたあとお店から出る
外は少し寒くなっていた

「今日は冷えるねー」

「すっかり夜だもんね」

「それはそうだが、二人は冬休みの課題終わったのか?あと二週間で終わるんだぞ?」

楽しかった時間を壊すように言った創汰

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