アーモンド~キミとの物語~


咲良が出てくると秋斗とほのかは緊張しながら挨拶をする

「初めまして。姉の咲良です。さ、堅苦しい挨拶は良いから上がって?美味しいものたくさん作ったから」

ニコニコと嬉しそうにする

咲良に促され四人はリビングへと通される
そこにはテーブルいっぱいにたくさんの料理が置かれていた

オムライスやサラダや肉料理など数種類ほど
千咲、愛未、創汰はたまに咲良の手料理を食べる機会があるためさほど驚く様子は無いが秋斗たちはびっくりしていた

「すごい…」

「どれも美味しそう。これ全部咲良さんが?」

「そうよ。ちょっと夕飯には早いけど食べてって?」

「「ありがとうございます」」

それぞれ席に着くと咲良がジュースを配る

「さて…今日の主役もいることだし千咲の誕生会やろうか」

「お姉ちゃんてば…。でもありがとう」

「じゃあ…千咲17歳の誕生日おめでと!」

「「「「おめでとう!」」」」

「ありがとうみんな」

咲良の合図で一斉にお祝いの言葉を言ってグラスを交わす
料理を取り分けるとそれぞれ口にすると絶賛の声が飛んでくる

「このオムライス美味しい!」

「ほんとだ!」

「ふふっ、お姉ちゃんの手料理美味しいでしょ?愛未と創汰も最初はびっくりして同じ反応してたんだよ」


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