戦国恋武
目を覚ますと

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「「………ぃ……………おい!」」



誰かの声が聞こえる。どうやら男女1人ずついるようだ。しかし、瞼が重く目が開かない。



「目を覚まさぬな。死んでいるのか?」



そうか。さっき屋上から飛び降りたんだ。死んだせいか痛み全くを感じない。
近くを通りかかった人の声だろうか?それとも誰かが落ちたのを見て、救急車でも呼んだのだろうか?



「いえ、傷なども見る限りないようですし、息もあり、心の臓も動いております故、眠っているだけかと。」



飛び降りたビルは7階建て。
無傷はありえない。
息がある?心臓が動いてる?
そんなはず…



「そうか。では連れて行け。」



待って!連れて行かないで!
病院に行ったら、一命を取り留めるかもしれない。もう人生終わりにしたいの。死ぬことを選んだんだから。



「はっ!」



やめてーーーーー!!!



そこでまた意識が途切れた。



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