ずっと俺がそばで守るから…
***



店を閉める時間になると




「未来、久しぶりに''あそこ"行くか?」




「うん!最近行けてないもんね!」




優也は、わたしの手をぎゅっと握って歩き出した




しばらくすると、




「やっぱり綺麗だね!ここは!」




「ああ、最近だとお店にきたお客さんがたまたまここを通った時に、ここの景色綺麗だったぁって自慢げに話してくれるぞ。俺は大分前から知ってるけどな?」




「そっかぁ」




ここは、''あの綺麗な風景の写真"の場所だ。まぁつまり、優也がわたしにプロポーズした場所。




わたしと、優也はお店をここの近くに建てたのだ。ここの景色がいつでも見られるように
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