-本気の恋、私なりの結論-
「あ~、明日かぁ。」

親友のじゅりが言う。

「え?明日って何かあったっけ?」

私とじゅりは同じ吹奏楽部の部長と副部長をしている。
同じクラスでもあるため、かなりの仲の良さだ。
今日もいつもと変わらず教室で話していた。

「もう、何かあったっけ?じゃないよ!
明日は大事な選抜の講習会でしょ!あーあ、部長だからってなんで行かなきゃならないの~?」

そう言えば、明日は1泊2日の選抜メンバーのみの講習会があった。
それに参加することになっている、じゅりと私を含め合計7名。
正直、行く気はゼロだった。

「ほんとさ、行きたい人だけで行けば?!って思うよね!」

「もー、知らない人と同じ部屋とかムリムリ!インフルエンザにならないかなぁ。」

そんなこんなで放課後に。
部活の時間になったら、明日のことで楽器の準備やらしおりの読み合わせやらで大忙し。

そうして今日の部活が終わり、ようやく家に帰ってきた。
明日の泊まりの準備を済ませ、早々と眠りにつく。
せめて部屋だけでも同じにしてくれればいいのにな。
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