バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
一通り食べ終えて口を拭くが口元にパンくずがついていて、しっかりしているように見えて抜けているところがある彼女の性格を表しているようだ
俺は女の正面から横に移動する
女は食べ終わったゴミを袋にまとめて縛っているところだ
少しひんやりした彼女の頬を撫でるようにして口元まで指を滑らす
彼女の肌は俺の肌に吸いつくような感覚がして気持ちいい、きっと相性がいいのだろう
俺が触れるととたんにその大きくて光をきらきらと反射している瞳をさらに見開く
(小動物みたいな反応で面白い)
「ついてる」
俺が指を滑らせてパンくずを取ると、頬が花開いたように赤くなる
彼女のパンくずさえ愛しさを感じてしまいそうだ
(このままパンくずごと食べてしまいたい…)
それはきっと許されないので、女を味わうように彼女と目線を合わせたままそれを口に含むと、さらに首まで真っ赤になる
その反応が堪らなくなる
もっと彼女を揺さぶってぐちゃぐちゃにしたい、決して悪意があるわけではなく可愛がりたいのだがそれが行きすぎてしまった感情なのだと思う
彼女を目の前にすると心も身体も落ち着いていられない
「水はもういいのか?」
そういいながら、俺は彼女の飲みかけのペットボトルの水を一口含む、女の甘い唾液の味がする
「!」
彼女はまた目をぱちくりさせたかと思うと何かを思い出した様に今度は青くなって下を向く
「もうだいじょうぶです…」
消え入るような声で呟く
「残念だ…」
思わず声に出してしまったが彼女には聞こえていないようで安心した
少し動揺させすぎたかなと反省しつつも、やっぱりもっとからみたい
彼女の首もとへ鼻を近づける、喉が至近距離でゴクリと唾を飲むのがありありと分かる、彼女の香りと相まってとても扇情的だ
「汗を流そう」
抵抗される前に素早く、女の脇の下から背中、膝の後ろに手を入れて抱き上げる
とても柔らかくて軽い
あんなに食べているのに代謝が良すぎる体質のようで身体に溜まらずすぐ消費されるし、そのせいで筋肉も付きにくいようだ
筋肉が少ないお陰でふにゃふにゃとしていて俺が触れたところは彼女の肉が俺に合わせて形を変える
肌も身体つきも俺に合わせて作られたように感じてしまいそうだ
(きっと全部俺のただの願望だろうけど)
俺の腕にすっぽりと収まる女の身体を俺の中に閉じ込めるように、このまま力の限り抱きすくめてしまいたくなる
実際は、人間は脆いからそんなことをしてしまえばたちまち壊れてしまうので大切に扱う
だけど、あまりにも彼女と接する面積が大きくて身体で女の震える鼓動を感じてしまうと、俺の心をそのままストレートに表現したくてしょうがない衝動にかられる
(まずいな…)
一度冷静にならなければと思い、まだ貧血でふらつくであろう女を洗濯機の上に座らせる
そこにちょこんと座る女は人形のようでそのままガラスケースに入れて飾ろうか何て考えも浮かぶ
きっと彼女が人形だったら、俺は幼い少女の人形遊びのように大切に扱うだろう
朝目覚めればおはようと声をかけ、その輝く髪をするするととく、今日は何を着せようか悩みながら俺が選んだものに着替えさせる
それから何処に行く時も片時も離さずに抱いているだろう
日が暮れれば一日の汚れを落とすために風呂で全身ピカピカに洗う
そして、夜一緒にベッドに入って眠りにつく…のではなく俺は少女じゃないのでなんやかんやする
もちろん彼女が嫌がることはしない、むしろクタクタになるまで悦ばせるつもりだ
彼女が疲れて眠りについたらようやく俺も彼女に口づけしてお休みといって彼女を腕に抱いて眠りにつく
なんて妄想がとどまることを知らない
(だめだ、全然冷静になれない…)
俺は女の正面から横に移動する
女は食べ終わったゴミを袋にまとめて縛っているところだ
少しひんやりした彼女の頬を撫でるようにして口元まで指を滑らす
彼女の肌は俺の肌に吸いつくような感覚がして気持ちいい、きっと相性がいいのだろう
俺が触れるととたんにその大きくて光をきらきらと反射している瞳をさらに見開く
(小動物みたいな反応で面白い)
「ついてる」
俺が指を滑らせてパンくずを取ると、頬が花開いたように赤くなる
彼女のパンくずさえ愛しさを感じてしまいそうだ
(このままパンくずごと食べてしまいたい…)
それはきっと許されないので、女を味わうように彼女と目線を合わせたままそれを口に含むと、さらに首まで真っ赤になる
その反応が堪らなくなる
もっと彼女を揺さぶってぐちゃぐちゃにしたい、決して悪意があるわけではなく可愛がりたいのだがそれが行きすぎてしまった感情なのだと思う
彼女を目の前にすると心も身体も落ち着いていられない
「水はもういいのか?」
そういいながら、俺は彼女の飲みかけのペットボトルの水を一口含む、女の甘い唾液の味がする
「!」
彼女はまた目をぱちくりさせたかと思うと何かを思い出した様に今度は青くなって下を向く
「もうだいじょうぶです…」
消え入るような声で呟く
「残念だ…」
思わず声に出してしまったが彼女には聞こえていないようで安心した
少し動揺させすぎたかなと反省しつつも、やっぱりもっとからみたい
彼女の首もとへ鼻を近づける、喉が至近距離でゴクリと唾を飲むのがありありと分かる、彼女の香りと相まってとても扇情的だ
「汗を流そう」
抵抗される前に素早く、女の脇の下から背中、膝の後ろに手を入れて抱き上げる
とても柔らかくて軽い
あんなに食べているのに代謝が良すぎる体質のようで身体に溜まらずすぐ消費されるし、そのせいで筋肉も付きにくいようだ
筋肉が少ないお陰でふにゃふにゃとしていて俺が触れたところは彼女の肉が俺に合わせて形を変える
肌も身体つきも俺に合わせて作られたように感じてしまいそうだ
(きっと全部俺のただの願望だろうけど)
俺の腕にすっぽりと収まる女の身体を俺の中に閉じ込めるように、このまま力の限り抱きすくめてしまいたくなる
実際は、人間は脆いからそんなことをしてしまえばたちまち壊れてしまうので大切に扱う
だけど、あまりにも彼女と接する面積が大きくて身体で女の震える鼓動を感じてしまうと、俺の心をそのままストレートに表現したくてしょうがない衝動にかられる
(まずいな…)
一度冷静にならなければと思い、まだ貧血でふらつくであろう女を洗濯機の上に座らせる
そこにちょこんと座る女は人形のようでそのままガラスケースに入れて飾ろうか何て考えも浮かぶ
きっと彼女が人形だったら、俺は幼い少女の人形遊びのように大切に扱うだろう
朝目覚めればおはようと声をかけ、その輝く髪をするするととく、今日は何を着せようか悩みながら俺が選んだものに着替えさせる
それから何処に行く時も片時も離さずに抱いているだろう
日が暮れれば一日の汚れを落とすために風呂で全身ピカピカに洗う
そして、夜一緒にベッドに入って眠りにつく…のではなく俺は少女じゃないのでなんやかんやする
もちろん彼女が嫌がることはしない、むしろクタクタになるまで悦ばせるつもりだ
彼女が疲れて眠りについたらようやく俺も彼女に口づけしてお休みといって彼女を腕に抱いて眠りにつく
なんて妄想がとどまることを知らない
(だめだ、全然冷静になれない…)