恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「覚ぇ・・わ、忘れるわけ、ないでしょ・・」
「いっ!?ちょ、ちょっと待った!それでなんで湖都ちゃんは泣くかなー」
「ごめ・・・」
・・・もう、涙は枯れたと思ってたのに・・・ううん。そうじゃない。
主人のことで悲しんで、自分が可哀想過ぎるからと、自己憐憫に浸るために涙を流すことは、もう止めただけだった・・・。
私は必死で涙を止めようとしながら、ハンカチを探すために、頑丈なキャンパス地の生成りトートバッグの中へ手を入れたとき。
目の前に、白いテッシュが現れた。
岸川さんが差し出してくれたものだ。
私は素直に受け取った。
「いっ!?ちょ、ちょっと待った!それでなんで湖都ちゃんは泣くかなー」
「ごめ・・・」
・・・もう、涙は枯れたと思ってたのに・・・ううん。そうじゃない。
主人のことで悲しんで、自分が可哀想過ぎるからと、自己憐憫に浸るために涙を流すことは、もう止めただけだった・・・。
私は必死で涙を止めようとしながら、ハンカチを探すために、頑丈なキャンパス地の生成りトートバッグの中へ手を入れたとき。
目の前に、白いテッシュが現れた。
岸川さんが差し出してくれたものだ。
私は素直に受け取った。