恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
もちろん、岸川さんとも毎日電話で連絡を取り合っていたから、毎日岸川さんの声を聞くことはできた。
でも、それだけじゃ足りない。
「もっと」という気持ちが、私の内(なか)に芽生えてる・・・。

新幹線が東京駅に着いた。

「ママぁ!」

待ちかねていたように、新幹線から降りた私に向かって、翔が駆けてきた。
ぶつかるように私を「抱きしめて」くれた翔を、私はギュウっと抱きしめた。

「翔。会いたかった・・」
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