恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
「分かってます。翔はまだ4歳になったばかりなのに、私は小さな息子を頼ってばかりの情けない母親だし」
「そんなことないよ。ただ、湖都にも頼る存在が必要だな。たとえば俺とか」
「ほかには?」
「俺だな」
「な、なにそれっ」
思わず笑ってしまったことで、重く沈んでいた私の気持ちが、なんだかスッキリした。
これも、岸川さんのおかげだ。
「岸川さん」
「ん?」
「私・・・あのときね、10年前のあの夜。私・・・好きって、言いたかった・・の」
・・・言った。思い出してしまったことを、言ってしまった・・・!
「そんなことないよ。ただ、湖都にも頼る存在が必要だな。たとえば俺とか」
「ほかには?」
「俺だな」
「な、なにそれっ」
思わず笑ってしまったことで、重く沈んでいた私の気持ちが、なんだかスッキリした。
これも、岸川さんのおかげだ。
「岸川さん」
「ん?」
「私・・・あのときね、10年前のあの夜。私・・・好きって、言いたかった・・の」
・・・言った。思い出してしまったことを、言ってしまった・・・!