恋よ、来い。 ~傷心デレラの忘れもの~
シンデレラナイトの、始まり
参加者の中で、私以外の全員が、すでに社会人であることが分かった。
しかもみんな、大卒で会社勤めをしている。
ということは・・・この中では、私が最年少らしい。
だけど私は、もうすぐ大学生であることは伏せて、「女子大生」で通した。
18という年齢も、もちろん言わないでおいた。

元々人見知りが激しい私は、初対面の人と、どんな話をして会話の糸口を見つけたらいいのか、正直言って分からなかった。
年齢(とし)の近い人とか、せめて同じ大学生(私は「もうすぐ」だけど)だったら、まだ良かったかもしれないけど・・・。
だから私は、テーブルに置かれている数々のごちそうを食べることに専念することにした。

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